「お経って何?」

昨年12/4放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」では、

「お経って何⁉️」

という疑問があげられていましたね🤗

私(副住職)はたまたま見ていたのですが、正解は

「生きている人たちに向けたお釈迦様からの(生き方の)アドバイス‼️」

というものでした。

印象的だったのが、この正解が発表される前に番組スタッフさんがしていた街頭インタビュー🎤

ほとんどの人が、お経は「亡くなった人に聞かせるためのもの」(自分とは関係ないもの)というニュアンスで答えていました。

お葬式で勤める読経も、亡くなった人に向かって唱えている格好になっていますから、これが世間一般の人の理解なんでしょうね。

ですからチコちゃんの答えも「生きている人たちに向けた」とわざわざ付け加えなければならなかったのかなと思いました🤔

私も「大事だなぁ」と思って、最近は法事の後にこのことを伝えていたりします。

と思っていたら、こんな冊子が目に止まりました👀

👉『誰のために葬儀を勤めるのか』(東本願寺「真宗会館」編集・発行)

この中で講述者の海法龍先生は
「死者のために、生者のために、私のために、人間が人間であるために」
と教えてくださっています。

やはり、亡き人が見せてくれた生き方、残してくれた言葉、教えてくれた考え方をとおして、

「この私の」生き方が問われてくるのでしょう😊

私も葬儀、法事に携わる身として、どう伝えられているでしょうか…

(冊子を読んでいたら、ふと実家の寺のじいちゃんばぁちゃんのことが思い浮かびました☺️)

南無阿弥陀仏🙏