五年ぶりの開催となりました

少し前の話になりますが、8月7日(水)に合同新盆法要を開催いたしました。
コロナ禍のため2019年を最後に中止していましたので、5年ぶりでしょうか。

100名以上の方がお参りいただきました。
総代さんたちにもお手伝いいただき、無事開催できたことが嬉しかったですね😊

私が、法要の前に少しお話しをさせていただき、平野恵子さん(故人、岐阜県の真宗大谷派の坊守さまです)の本のことば

「深い悲しみを通してのみ 見えてくる世界がある」を紹介いたしました。

平野さんは39歳で癌を発症し、41歳の若さで3人の子供を残して亡くなっていかれます。
その平野さんが書かれた本「子どもたちよありがとう」の中にこの言葉が出てきます。

「人生には、無駄なことは、何一つありません。お母さんの病気も、死も、あなた達にとって、何一つ無駄なこと、損なこととはならないはずです。
大きな悲しみ、苦しみの中には、必ずそれと同じくらいの、いや、それ以上に大きな喜びと幸福が、隠されているものなのです。
どうぞ、そのことを忘れないでください。
たとえ、その時は、抱えきれないほどの悲しみであっても、いつか、それが人生の喜びに変わる時が、きっと訪れます。
深い悲しみ、苦しみを通してのみ、見えてくる世界があることを忘れないでください。
そして、悲しむ自分を、苦しむ自分を、そっくりそのまま支えていてくださる大地のあることに気付いて下さい」

支えていてくださる大地、それを仏さま、阿弥陀さまの本願と言います。
普段は当たり前にして、大切なことを見失っている私たちに対して呼びかけ続けてくださる、呼び声ですね。

南無阿弥陀仏🙏