お寺の掲示板 1月のことばです

新年あけましておめでとうございます🌅
今年もよろしくお願いします🎍

穏やかな天気が続いていますね😊
令和七年、2025年を迎えることが出来ました。

萬福寺に有縁の皆さま、旧年中はお世話になりました。
今年も萬福寺の活動にご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

2025年最初の掲示板のことばになります。

👇2025年1月のことば

「自分の人生の中に 本当に手を合わすべき尊いものに出会うことが出来た。それが「救い」です」

<副住職の感想>
人間にとっての救いとはなんでしょうか。私が真っ先に思うのは、苦しみが少ないこと。悲しいことや辛いことが少なくて、楽しいことや嬉しいことがたくさんあること。それが救いだと、そう考えたりします。

ところが、私が親鸞聖人の教えを聞かせていただいた先生は、よくこの(→の)言葉を仰っていました。

私の苦しみとか、私が楽しいとか、そんなことを超えたものに実は出会いたい。このためになら命尽くしても構わない、ということに出会いたい。それが手が合わさるということであり、人間の救いではないだろうか。あなたは出会えていますか?

先生から、そう呼びかけられているように思います」


新年を迎えると萬福寺では、本堂の前の扉を開けたままにして、お参りされる方たちをお迎えします。

(1月1日は8時から、2日と3日は9時から。3日間とも16時までです)


お参りに来られた方は、みんな真剣に手を合わせてそれぞれの思いを新たにされたことでしょう。

一人ひとり何を思ったかは分かりませんが、中にはお話ししてくださる方もいたりして、

「昨年は能登の地震もあり暗いニュースが多かったから、今年は少しでも明るい話題が増えると良いと思って」

「去年は身内に不幸があって大変だった。今年は無事に落ち着いて過ごしたい」

こんな意見が多いように思いました。


私ももちろん、落ち着いて穏やかに日々を過ごしたいですし、暗いニュースは少ないほうが良いに決まっています。

けれど、そんなことを思いながらも、私の先生が繰り返し仰られていた冒頭のことばがフッと思い浮かびました。